365日の恋。

なぜ肩を落としたのか私にはわからなかった。



「じゃあ空河にバレたくないのは好きだから?」



「それは少し違うかもしれません」

「違う?」

少し不思議そうな顔をする。



....好きだから知られたくない....それもあるかもしれない。


片思いだから、それもある。

片方にしか気持ちがないから....


変な心配かけたくないその思いが強いのも確か。

だけど、一番の理由は


「私は居なくなるんです」


ずっと口から出た言葉はとても重く感じた。

圭人先輩が息をゴクッと飲んだのがわかった。



大体の人は二択を想像する。


だけど、あの大量の薬を見たあとだと選択はひとつに絞られる。


「い、いなくなるっていつ頃...」


これはいつ死ぬのかを指している。


私が医師に言われたのは.....


4月、入学する少し前に医師に言われた、長くても残り1年。


それよりもあと2回でも倒れれば私はどうなるのか分からない状態。