365日の恋。


ガラッと勢いよく扉を開ける。


目に飛び込んできたのは圭人先輩がポーチを持って今開けようとしている姿。

うそ....ダメ....


「圭人先輩....!!」

大声で叫んだ。


「....?ももちゃん?」

急に来て大きな声を出す私に圭人先輩はびっくりしている。


「そ、それ....わ....たしのです」


「あぁ、やっぱりももちゃんのだったんだ!」


「はい....」

気づいてないよね....


まだ、開ける前でよかった。


「良かった持ち主が見つかって。はい、」


そう言って私の前にポーチを差し出す。


「あ、ありがとうございます」

受け取ろうと手を伸ばした時。

───ズキンッ!

「うっ」

誤ってポーチを床に落としてしまった。


落としただけなら良かったでも運悪く半分くらいファスナーが開いていたみたいで。


中身が出てしまった。