「なんか言ったか」

「いっいえ、なにも」

あっぶなかった思いっきり声に出てた。

チャイムの音で声がかき消されてよかった。

「それじゃあチャイムもなったし戻るわ」


スクっと立ち上がった。


「はい!また来週の水曜日に」


なんの返事もなしに戻ってしまった。

でもかなり距離を縮められたきがする。



「はっ私も早く戻らないと」


急いでお弁当箱を片付けて教室へと戻った。