先輩は一体何を考えているんですか?
先輩の瞳に映る私は、どう写っているのかな。
「先輩は、私の事好きですか....?」
ついポロッと出てしまった本音。
その私の言葉に先輩は酷く戸惑ったような顔をしていた。
あぁ、聞かなきゃ良かった。
やっぱり自惚れちゃダメ。
「俺───「なんて、冗談ですよ....っ」
さっきのことはあくまで冗談で聞いた事、本気じゃない....
そう、先輩に思わせないと。
「本気にしましたか?」
私は、いつでも本気ですよ。
「はぁーするわけないだろ」
体制を起こして頭をガシガシとかく。