こうやって話してくれるのも笑いかけてくれるのも嬉しいのに....
時々もどかしくなる。
「....先輩、好きですよ」
そう私が口にすると困ったような顔をする。
交わらない心。
今は交わらなくてもいいから私に向けられている視線は今だけは独り占めしたい。
「そう言えば先輩、似合ってますねその格好」
いつもは無造作にセットされている髪が横の部分だけかきあげてる感じにセットされている。
執事の衣装が良く似合う。
「みんなっ」
恥ずかしいのか手で私の目元を隠す。
一瞬見えた先輩の顔は照れて見えた。
「花園こそ、なんだよその格好....」
私の来ている服をじっと見る。
「調理係って言ってなかったっけ?」
じとっと私の顔を見る。
あの時興味無さそうだったのにしっかり覚えてくれてる。
「あ〜えっとですね、わけを話すと長いんですけど....」
私は先輩に朝あったことをそのまま話した。



