365日の恋。


嘘をついたことなんてバレバレだったみたい。


「もう、大丈夫ですよ」

さっきまでは震えるくらい怖かった。


だけど、もう大丈夫。


「心配してくれてありがとうございます」

ニコッと笑顔でお礼を伝える。


「そっか、うん。それなら良かった」


圭人先輩はさっきとは打って変わってホッとしたような顔をした。


「圭人先輩!せっかくの文化祭だし楽しみましょ!」


私にとっては初めての文化祭。

そして圭人先輩にとってはラストの文化祭。

このままじゃ最悪な思い出になっちゃう...

最高の思い出にしないと!



空き教室を出る寸前圭人先輩がこう耳打ちした。

「そういえば可愛いね、その格好」

「あ、ありがとうございますっ」


突然の耳打ちに少しドキッとした。