嘘をついたことなんてバレバレだったみたい。
「もう、大丈夫ですよ」
さっきまでは震えるくらい怖かった。
だけど、もう大丈夫。
「心配してくれてありがとうございます」
ニコッと笑顔でお礼を伝える。
「そっか、うん。それなら良かった」
圭人先輩はさっきとは打って変わってホッとしたような顔をした。
「圭人先輩!せっかくの文化祭だし楽しみましょ!」
私にとっては初めての文化祭。
そして圭人先輩にとってはラストの文化祭。
このままじゃ最悪な思い出になっちゃう...
最高の思い出にしないと!
空き教室を出る寸前圭人先輩がこう耳打ちした。
「そういえば可愛いね、その格好」
「あ、ありがとうございますっ」
突然の耳打ちに少しドキッとした。



