365日の恋。


圭人先輩の手を引いて外へ出た。


「....桃ちゃん」


手を引いて歩く私に先輩が声をかけて立ち止まる。



「あっごめんなさい!手...掴みっぱなしでした!」


慌てて手を離そうとしたら逆にパシッと手を掴まれた。


「えっ....」


圭人先輩....?


「....ちょっとおいで」


そう言われ今度は圭人先輩に手を引かれる。

近くの使われていない空き教室に入った。


「......あの?」


どうしたんだ....


「大丈夫?」


くるっとこちらを向き私に視線を合わせる。


大丈夫って....


「さっき無理したよね、本当は怖かったでしょ?」


優しい口調で絆される。


先輩にはお見通しみたいだ。