怖くて涙が出そうになった時だった。
「ねぇ君たち誰の許可とってその子に触れてるの?」
ぐいっと後ろに引かれ
その人の胸元が背中に触れる。
ふわっと嗅ぎ慣れた匂いがした。
「....圭人、先輩....?」
「はっ?誰だテメー!」
3人組の1人が圭人先輩にそう言う。
「俺が誰かなんてどうでもいいことだよ。だけど学校で問題起こしたらさすがの君たちでもどうなるかわかるよね?」
優しい言い方だけれどその声はいつも私が聞いているよりもずっ低かった。
「チッ....」
舌打ちを残してその人たちは教室を出ていった。
それを確認すると足の力が一気に抜けた。
崩れそうになる身体を支えてくれる。
「おっと、......大丈夫だった?」



