365日の恋。



「い、いらっしゃいませご、ご主人様っ」


何回やっても慣れないあいさつに手こずる。


恥ずかしさが抜けなくて必ずつっかえてしまう。



うちのクラスはかなりの人気だ。


お客さんがいっぱいでクラスの外まで列ができている。


一日目でこれなら2日目の学校公開の日はどうなるんだろうと考えてしまう。



「すみませーん」

考えているとお客さんから呼ばれた。


「はーい。ご注文をどうぞ」


「......」


何故か私の方を凝視して固まっている。


「あ、あの....」


ご注文は?


「あのもしかして花園桃さん?」

「え、はい....」

なぜ名前を知ってるのか不思議に思ったけどとりあえず答えた。


ボソッ

「マジかよ。実物ってこんに可愛いのかよ....」



名前を言った途端にみるみるうちに赤くなった。



え、どうしたんだろ....


「大丈夫ですか?」

心配になってきてそう声をかける。

「あっ!はい!大丈夫っす」