そのままにもしておけず
私は圭人先輩の裾をちょいちょいと引っ張った。
「....?どうしたのももちゃん?」
先輩には聞こえないように後ろに引っ張って耳打ちで圭人先輩に話しかけた。
「圭人先輩の友達って月島先輩ですか?」
「あーうん、もしかして怖い?」
微妙な顔をする。
「いえ、全然!!」
小さく胸の前で手を振って否定する。
「ゔゔんっ」
びくっっ!
先輩の咳払いに嫌な予感がする。
「花園....俺の前でこしょこしょ話とはいい度胸だな....?」
ひぃぃいっ
背中にさっきだったオーラが....
「い、嫌だな〜先輩っこ、こしょこしょ話なんてするわけな、ないじゃないですか〜」
くるっと向き直して先輩の方に目線を合わせると
あ......ダメなやつ?
「あははは、」
笑って誤魔化すしかない。



