──そうして映画は終わった。
少しづつ照明が着いていく。
震えはどうにか収まった。
きっと先輩は映画に夢中で気づいてないよね。
「せ、先輩面白かったですね!」
一瞬声が震えた。
ヤバっ今のバレたかな?
「あぁそうだな」
せ、セーフかな?
──映画を見たわたし達はこの後お昼を食べて、少しお買い物をした。
この時の時間はいつもの倍早く感じた。
気づけばもう夕方。
先輩との別れの時間も迫ってきている。
「.....先輩。最後にあれ、乗りませんか?」
それに指をさした。
「あぁわかった」
「お足元お気をつけてお乗り下さい」



