リュシカは屋台でタケノコを食べる。

ハンノキ村には、広大な小麦の畑が広がる。
風が一面の小麦畑をまるで妖精の魔法や巨人の息吹のようにさっとゆらし走るのだった。

「すごいですね」
「そうなの。
見慣れた畑なんだけど」

翌朝、リュシカはハンノキ村をあとにしブライデル帝国の中枢部に再びむかう。