嫌われるべくオタク愛爆発させたら友達にされてた件。

「有名なんて言葉じゃ表せないくらいの人気者だよ？ちょーイケメンなの！それに勉強も出来るしスポーツも出来るし！」

「へー。」

「ちょっと理翠ー。全然興味ないじゃーん。」

「いやだって、そんなこと言われても3次元が2次元に勝るわけないじゃーん。」

「真似しないで！本当にかっこいいんだよ！きっと理翠も吉良くんのことみたら惚れ…はしないと思うけどイケメン！って思うはずだから！」

ちょ待て。私が2次元以外かっこいいと思わない人間みたいになってないか？さっきから酷いぞ椿さん。

まぁ、興味ないから話そらしちまえ。

「分かった分かった。吉良くんはすごいイケメンなんだね。よーく分かったよ。そんなことより1限始まるよ。」
「ちょっと、話逸らさないでよー。確かに1限はもう始まるけど…。でも本当に本当にちょーかっこいいんだよ！」

結局授業が始まるギリギリまでイケメンの…誰だっけ？まぁ、熱弁された。

でも私はそんなことより目をキラキラさせて一生懸命に話をする椿が可愛すぎて全然内容が頭に入っていなかったのはここだけのはなし。

イケメン、少しだけありがとう。