嫌われるべくオタク愛爆発させたら友達にされてた件。

「なら、聞かなくていいや。可愛いくお願いなんて言えないし」

チェッ、

内心すごく気になる。でもまぁ、無理だ。私が可愛くお願いしたところで誰が得する。もともとそんな可愛くなんて出来ないんだけど。

私がもういいやと言うと椿は何で⁉︎と聞いてくる。

「いや、だって私がお願いしたって誰も得しないじゃん?それに可愛くないから無理だよ」

「何言ってんの!得するのはわたしなの!あぁ、そっか、可愛くお願いして、なんて言った私が馬鹿だったわ。普通に、いつも通りでいいからお願いって言って?」

何だか色々と疑問は残るが普通にお願いと言うだけならわたしにも出来る。

「ねぇ、椿?お願い。何があるか、教えて?」

ガタガタッと周りが騒がしくなった。

は?地震?揺れたかな?そんな感じなかったと思うんだけど。

まぁ、そんなことは無視して私は椿に問いかける。

「椿?こんなんで良かったの?」

「うん!当たり前。今日私はこのクラスの役に立ってあげたぁ!」

ん?何か後半は意味不明。でもまぁ、椿が喜んでくれたからいっか。

「で?今日何かあったっけ?」