嫌われるべくオタク愛爆発させたら友達にされてた件。

「はぁぁぁあ⁉︎テスト終わったからずっとアニメ見てて寝不足⁉︎それでこんなに遅くなったの⁉︎」

そうなんです。実は昨日まで高校生になって初の中間考査があったんです。

「うん。驚きすぎじゃない?」

「…何時間寝たの?」

「3時間くらいかなぁー」

確か昨日はお昼に帰ってアニメ見てゲームしてアニメ見て、気づいたら3時で、だから本当に3時間くらいしかねてないや。

やばー。我ながらすご。テスト明けに3時間しか寝てないとか。

「体調悪くない?頭痛かったりとか…」

はいまた天使降臨。私はそんな優しい言葉をかけてくれる椿に大丈夫だよ、ありがとう、と返すと椿はポッと顔を赤く染めた。

「もぅ…本当に、理翠は可愛いすぎるんだよ…、これは犯罪なみだ…」

「え?何て?」

顔を真っ赤にした椿は私から顔を背けて何か呟いたが聞き取れなかった。

「ううん。独り言。何でもないの。」

「ふーん。そか」

それにしても今日は何だか椿のテンションが高い気がするんだよねー。

「ねぇ、椿?何かいいことでもあった?もしくは楽しみなことでもあんの?」