嫌われるべくオタク愛爆発させたら友達にされてた件。

「あのー、望美ちゃん、だよね?私、月城理翠って言うの。よろしくねー」

私が自己紹介がてら声をかけると顔を真っ赤にしてコクコクと勢いよく頭を縦に振った。

やば、、頭振りすぎて心配になるけど、そんな事より…ちょー可愛い!可愛いすぎるんだけど。一周回って冷静になるわ。

うわー。今めっちゃニヤけてる自信あるわー。

ってかさっきから望美ちゃんの視線がチラチラと動いてる。

何?動揺とかしてるのかな。でも、何で?
ん?よく分からなくなってきたぞ。

私が頭の中で軽いパニックを起こしていると椿が手を振っていた。

これにも何で?と思ったが取り敢えず手を振りかえしておく。

だが違ったみたいだ。両手で違うと言うふうに手を振り手を激しく右に向けた。

右?右に何かあるの?

そう思い椿の指示どおり(?)隣の席に目を向ける。そこには顔の整った男子が存在していた。