拗ねたように顔を机に突っ伏すナナセ。 「……世界がちがうとか。あんたに言われたら反論できないでしょ」 住む世界わけないでくれるかな。 ナナセはナナセじゃん。 目の前にいる。 「でさー。彼氏がぁ」 ガラッと図書室の扉が開く。 入ってきたのは女の子、3人組。 ……バレないよね? 「部屋にばっか呼んでくるの」 大丈夫っぽい。 近くの席に座ったけど、こっちはまるで気にせずにお喋りしてる。