「そ、そうです、この間連絡しないですっぽかしてしまったので、怒られてしまいました」
「そうなんだ」
「あのう、もう合わない方がいいと思うので、私の連絡先削除してください、じゃ」
私は彼の返事を聞かないうちにスマホを切った。
「凛」
スマホは切れた。
凛が言っている彼の事は嘘だとすぐに分かった。
どうして俺と距離をおこうとするんだ、二度目のキスには手応えを感じたのに……
近づいたと思うと離れて行く、凛は何故俺の腕の中で大人しくしていないんだ。
どうしたら、俺を好きになってくれる?
こんなにもお前が愛おしいのに……
「うっ、薬」
俺は慌てて薬を飲んだ。
そう、俺は末期がんに侵されている。
気づいた時にはガンが相当進行していた。
一番の気がかりは俺の息子の祐だ。
俺がこの世から消えたら、祐は一人になる。
元妻には絶対に渡したくない。
そんな時、凛と巡り会った。
そして祐に合わせてみようと思った。
「そうなんだ」
「あのう、もう合わない方がいいと思うので、私の連絡先削除してください、じゃ」
私は彼の返事を聞かないうちにスマホを切った。
「凛」
スマホは切れた。
凛が言っている彼の事は嘘だとすぐに分かった。
どうして俺と距離をおこうとするんだ、二度目のキスには手応えを感じたのに……
近づいたと思うと離れて行く、凛は何故俺の腕の中で大人しくしていないんだ。
どうしたら、俺を好きになってくれる?
こんなにもお前が愛おしいのに……
「うっ、薬」
俺は慌てて薬を飲んだ。
そう、俺は末期がんに侵されている。
気づいた時にはガンが相当進行していた。
一番の気がかりは俺の息子の祐だ。
俺がこの世から消えたら、祐は一人になる。
元妻には絶対に渡したくない。
そんな時、凛と巡り会った。
そして祐に合わせてみようと思った。