私はちゃんと断ろうと思いながら、もし誘われたら断る自信がなかった。
彼の一言一言が私の心に残り、忘れる事が出来ない位、彼に惹かれていた。
月曜日彼から電話があった。
「凛、遅くにごめん、明日店に来てくれるかな、カラーやってあげるから」
「わかりました、何時に行けばいいですか」
「二時ごろどう?」
「大丈夫です」
「終わったらメシ食おうよ、何食べたいか考えといて」
えっ、断らないと駄目だよ、凛。
「あのう、ちょっと予定が」
「そうなんだ、何時に店出ればいいのかな」
「六時に待ち合わせしてるので……」
ああ、うそ言っちゃった、約束なんてないのに、でも断る理由は一番いいかも。
「待ち合わせの相手は男性?」
「えっ、そ、そうです」
「彼?」
「そうです」
彼は黙ったまま、何も言わなかった。
「カラー、別の日にしましょうか」
彼の一言一言が私の心に残り、忘れる事が出来ない位、彼に惹かれていた。
月曜日彼から電話があった。
「凛、遅くにごめん、明日店に来てくれるかな、カラーやってあげるから」
「わかりました、何時に行けばいいですか」
「二時ごろどう?」
「大丈夫です」
「終わったらメシ食おうよ、何食べたいか考えといて」
えっ、断らないと駄目だよ、凛。
「あのう、ちょっと予定が」
「そうなんだ、何時に店出ればいいのかな」
「六時に待ち合わせしてるので……」
ああ、うそ言っちゃった、約束なんてないのに、でも断る理由は一番いいかも。
「待ち合わせの相手は男性?」
「えっ、そ、そうです」
「彼?」
「そうです」
彼は黙ったまま、何も言わなかった。
「カラー、別の日にしましょうか」