「わかりました。昨日案内していただきましたし、いいですよ。時間もありますし」
1食分、食費が浮く!
ラッキーです!
「ほ、本当?やった!名前なんていうの?私は菜々子。菜々って呼んで!」
「菜々さん……ですか。私の名前は」
白井です。
が、この場合は下の名前で自己紹介するほうがよさそうですね。
「結梨絵です」
「結梨絵ちゃんね!じゃぁ、さっそく準備しようか」
「準備?」
「肌は弱いほう?化粧とか大丈夫?私、化粧してあげるから。髪の毛もセットしよう」
菜々さんが、私の手を引いて歩き出した。
「え?私が、化粧?髪の毛をセットするの?」
引き立て役として連れていきたいわけじゃないんでしょうか?
それとも、相手の男性たちを怒らせないための最低限の見栄?
「あ、いやかな?もしかして、結梨絵が気になる男の人が来るかもしれないでしょ?その時に、化粧くらいしてくるんだったって後悔してほしくないんだ」
!
「わ、私の、ため?」
菜々ちゃん、この子いい子です。
誰かを引き立て役にするような子だと思ってごめんなさい。
相手の男たちへの見栄だとか思ってごめんなさい。
まさか、私のためだったなんて。
正直なところ、今は彼氏とか欲しいと思ってないから、どうでもいいんですけど。
でも、この格好で行けば、なんでこんな子連れて来たんだって菜々ちゃんが悪く思われちゃうかもしれません。
それは申し訳ないので、素直に菜々ちゃんに化粧してもらうことにします。
「ロッカーにいろいろ入ってるから、来てくれる?」
おっと、その前に。
「ちょっとタイムカードだけ押させてください」
髪の毛のゴムとピンを外し、小分けにしてヘアスプレーをかけてカーラーをまかれました。
その状態で化粧開始です。
「眼鏡ないとやばい?何も見えない?食事するのに支障がある?」
「大丈夫です。手元の食事くらいは問題ないです」
「じゃぁ、眼鏡はずしちゃって構わないかな?」
菜々ちゃんは一つずつ私の意思を確認して、ごり押しはしません。
見た目が派手でチャラそうなんだけど、面倒見のよいいい子なんでしょう。
「結梨絵、かわいい。眼鏡じゃなくてコンタクトにすればいいのに」
「コンタクトも持ってますよ。ただ、目が乾いて疲れるので眼鏡のほうが楽なんです」
1食分、食費が浮く!
ラッキーです!
「ほ、本当?やった!名前なんていうの?私は菜々子。菜々って呼んで!」
「菜々さん……ですか。私の名前は」
白井です。
が、この場合は下の名前で自己紹介するほうがよさそうですね。
「結梨絵です」
「結梨絵ちゃんね!じゃぁ、さっそく準備しようか」
「準備?」
「肌は弱いほう?化粧とか大丈夫?私、化粧してあげるから。髪の毛もセットしよう」
菜々さんが、私の手を引いて歩き出した。
「え?私が、化粧?髪の毛をセットするの?」
引き立て役として連れていきたいわけじゃないんでしょうか?
それとも、相手の男性たちを怒らせないための最低限の見栄?
「あ、いやかな?もしかして、結梨絵が気になる男の人が来るかもしれないでしょ?その時に、化粧くらいしてくるんだったって後悔してほしくないんだ」
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「わ、私の、ため?」
菜々ちゃん、この子いい子です。
誰かを引き立て役にするような子だと思ってごめんなさい。
相手の男たちへの見栄だとか思ってごめんなさい。
まさか、私のためだったなんて。
正直なところ、今は彼氏とか欲しいと思ってないから、どうでもいいんですけど。
でも、この格好で行けば、なんでこんな子連れて来たんだって菜々ちゃんが悪く思われちゃうかもしれません。
それは申し訳ないので、素直に菜々ちゃんに化粧してもらうことにします。
「ロッカーにいろいろ入ってるから、来てくれる?」
おっと、その前に。
「ちょっとタイムカードだけ押させてください」
髪の毛のゴムとピンを外し、小分けにしてヘアスプレーをかけてカーラーをまかれました。
その状態で化粧開始です。
「眼鏡ないとやばい?何も見えない?食事するのに支障がある?」
「大丈夫です。手元の食事くらいは問題ないです」
「じゃぁ、眼鏡はずしちゃって構わないかな?」
菜々ちゃんは一つずつ私の意思を確認して、ごり押しはしません。
見た目が派手でチャラそうなんだけど、面倒見のよいいい子なんでしょう。
「結梨絵、かわいい。眼鏡じゃなくてコンタクトにすればいいのに」
「コンタクトも持ってますよ。ただ、目が乾いて疲れるので眼鏡のほうが楽なんです」


