モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。


「やっぱいいってなんだよ」

「だって、水牧くん今、引いて……」

あれだけ突き放していたくせにこういう時だけ頼みごととか、都合良すぎだって思われても仕方ないから。

「引く?いや、まさか美乃里ちゃんが俺にそういうこと頼んできてくれると思ってなかったからちょっと予想外だっただけで。なんで?剛さんに言われた?」

水牧くんの問いにブンブンと首を横に振る。

「水着、持ってないから。友達が一緒に買いに行ってくれるって。だから……」

「アズコンの?」

「うん」

「へーー」

そう相槌を打ちながら、水牧くんが私の体をジィっとなぞるように見てきた。

「ねぇ」

「わりぃ、ちょっとえっちな水着姿、想像してた」

「さいってい!ヘンタイっ!!」

絶対悪いと思ってないでしょ!!