彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「綺月、なんだよ?」

そういうことって?



「氷牙は、人間であって、人間ではない」


「まぁ、そうだな」



1歳の人間に転生した時には

悪魔だった20歳の知能と記憶は、
そのまま持っていたしな。



「温かい血が通ってんの?って思うくらい、
 俺の心を、言葉攻めで、
 めった刺しのボロボロにするしさ」


「それは綺月が、
 俺の言うことを聞かない、
 クソガキだからだろ!」


「まぁ、怒んなって。
 俺が言いたいのは、つまりさ……」




綺月は、俺から目を逸らすと。

やけに優しい表情で、
遠くの壁を見つめだした。



「悪魔の時の記憶が存在する
 氷牙だからこそ

 人間の温かみみたいなものに、
 惹かれるんだろうなってこと」




……
……

……へ?