ある日。ある場所で。
いきなり、恋の矢に心が射抜かれ。
みくるの恋沼にハマりきってしまった俺。
それから、空き時間ができるたび
全身ダサダサに仕上げ
絶対にゾルックの氷牙だって
ばれないように変装して
陰からみくるを見る日々が始まったけれど。
その時に見た、みくるの可愛さ全部を
綺月にわかって欲しくてたまらない。
次は、どの可愛さを話そうか?
ドレス姿で頬を赤らめた、
みくるのテレ顔?
いや、総長に回し蹴りをした、
凛としたみくる?
大人っぽい顔立ちなのに
俺がいじると、子供っぽく笑うところ?
そんなことを悩んでいるうちに
「そう言うことか」
さっきまで
俺にボヤキツッコミを
入れまくっていた綺月が
にんまり顔で俺を見つめ、頷きだした。



