「総長、鍵を返して!」 「姫のものですからね。 返して差し上げますよ」 「じゃあ……」 「ただし、 ゴミをお返ししてからです」 ん? ゴミ? 何のこと? 総長は 指にイチゴのストラップをひっかけ。 わざとオーバーに、鍵をユラユラ揺らし。 不気味な笑みを浮かべたまま ゆっくりと、氷牙さんに近づいていく。 いやいや、何が起きてるの? 嫌な予感しかしないんだけど。 総長はイチゴのストラップを 鍵から引きちぎると ヘルメットで素顔を隠したままの氷牙さんに 突き出した。