私の頭に優しく置かれた、 ごつごつした手のひら。 「授業中、寝るんじゃないぞ!」 ワサワサと頭を撫でられ 心臓が貫かれるような 火であぶられるよう ドキドキともキュンキュンとも違う、 独特な痛みに襲われる。 「じゃあな」と離れた 氷牙さんの手の平と共に 胸の痛みもスッと消えてくれたけれど バイクで遠ざかっていく 氷牙さんの背中を、見つめれば見つめるほど、 破天荒なアイドルの魅力に落ちていく自分が 怖くて怖くてたまらない。