彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目



心臓のドキドキがうるさい。

恥ずかしさが、
余計、私の心臓に無理をさせる。




氷牙さんと
なるべく空間を開けるように、
背中をのけ反り。


太もも辺りにあるグリップを

無意味なほど強い握力で、
ギューギュー握ってしまう。




そんな私に、
前から不愛想な声が飛んできた。




「ちゃんと俺にくっつけよな」


「そんなこと言われても……」



くっつけないよ!

心臓の負荷、半端ないんだもん!




「ったく。バイク舐めてんの?」


「そういうわじゃ…ないけど……」


「昨日みたいに、みくるに何かあったら、
 今度は俺の心臓が止まるから。マ・ジ・で!」