彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目



急に
オロオロし始めた、みくる。


目を泳がせ。

青ざめた顔で、うつむいている。





「あれ……見てたんですか?」


「あれって?」


「だから……私が……
 痴漢の首……絞めてたとこです……」




やっぱり。

「あの時の痴漢撃退女、
 みくるだったんだな」



この俺が、みくる以外の女に惚れるとか
絶対ない!って、思ってたから

なんか、納得だわ。




「でも、あの時のみくるは、
 イチゴが好きって笑ってただろ?」


「それ……イチゴじゃなくて……」




みくるは自分の机の引き出しから
何かを取り出すと


「この編みぐるみ。

 イチゴじゃなくて、
 イチジクですから……」


俺の前に、差し出した。