みくると結ばれて 幸せ満開な俺のパステル脳にも、 一つだけ 真っ黒いシミがこびりついていて そのシミを削り落としたくて、 俺は、ずっと気になっていたことを、 みくるにぶつけた。 「みくるってさ、本当に電車の中で 『イチゴ大好き』って、言ってない?」 「だから、私は そんなこと言いませんから!」 みくるはそう言って プクっと、頬を膨らめたけど。 あれは、絶対にみくるだったよな? 髪、赤茶だし。 ウエーブかかってたし。 目尻にほくろがあって。 唇も、プクっとしてて。 それに……