近所迷惑なほど
大声を張り上げてしまった私。
緩んだ氷牙さんの腕から、飛び出して
自分の部屋に逃げ込もうと、
ドアノブに手をかけたのに。
「俺だって、
みくるの傍に、いたかったんだよ!」
ゴツゴツした手で、腕をつかまれ。
「今も大好きでたまんねぇんだよ。
みくるのこと」
氷牙さんの胸元に、引き寄せられ。
「どれだけ俺が、オマエに惚れてるか
わからせてやる!」
肺が潰れて息苦しいほど
力強く抱きしめられたから
自分の部屋に逃げ込むなんて、
出来なくなってしまった。
私の傍にいたかった?
私のことが、好き?
信じられない。
絶対に信じない。
信じたくない。
氷牙さんの言葉を信じて
また傷つくのは……
絶対に嫌なんです!!



