彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「鉛筆は? 全部削った?」


「小学生じゃないんだから
 鉛筆なんて使いませんよ」



「消しゴムは?」


「持ちました」



それに、消しゴムを忘れたとしても


可愛い子猫ちゃん達に借りるか、

席が隣の人の消しゴムを奪って、
カッターで半分にカットするから
大丈夫ですよ。





「バイクに乗るから、スカートの下に、
 ジャージのズボンでも履いとけよ」


「わかってます」



バイクなんて、
乗りなれていますから。



だって我が家は、昔から貧乏。


車なんて高価なものが、
家にあるはずもなく。


長距離移動は

父親のバイクの後ろにイヤイヤ乗るしか
無かったから。