彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「私から、離れてください!」


「……無理」



氷牙さんの温もりから
逃げ出そうともがいても

力強い腕で締め付けられ。



力で勝てないとわかった私は、
怒り声をあげるしかない。




「二度と俺に関わるなって
 段ボールの底に書いたの、
 氷牙さんじゃないですか!」


「あの時は……
 オマエと離れた方が、良いって思ったから……」




「惚れさせといて、
 違う女が好きだったって。

 私のこと、
 地獄に突き落としたかったんですか?」



「違うから……あの時は……」




後ろから私を包み、
なだめようとする氷牙さんに

怒りがこみあげて、どうしようもない。





うわぁぁ。

もう、ダメだ。


自分の感情が、
コントロールできない。