さっきまで、声を震えさせ
私に頭を下げていたのに……
「じゃあ、あくびをしろ!」
いきなり、目を吊り上げ。
「みくるの目の中に、ゴミを入れてやる!」
ちょっと怖さを感じるほどの、
命令口調で。
「俺が、力ずくでオマエを泣かせるから。
ちょっと来い!」
私の前に立ち
どこかに連れて行こうと、
私の腕を引っ張り上げようとするから
黙っていられなくて……
「やめてください!!」
私は、怒りの目を、
氷牙さんの瞳の奥の奥に、突き刺し。
「いきなり家に押しかけてきて、
『泣け!』って何なんですか!」
氷牙さんの手を振り払い。
心にため込んでいた憎しみを、
爆発させてしまった。



