彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




さっきまで、声を震えさせ
私に頭を下げていたのに……



「じゃあ、あくびをしろ!」


いきなり、目を吊り上げ。



「みくるの目の中に、ゴミを入れてやる!」


ちょっと怖さを感じるほどの、
命令口調で。



「俺が、力ずくでオマエを泣かせるから。
 ちょっと来い!」


私の前に立ち

どこかに連れて行こうと、
私の腕を引っ張り上げようとするから

黙っていられなくて……



「やめてください!!」


私は、怒りの目を、
氷牙さんの瞳の奥の奥に、突き刺し。



「いきなり家に押しかけてきて、
 『泣け!』って何なんですか!」


氷牙さんの手を振り払い。

心にため込んでいた憎しみを、
爆発させてしまった。