――真っ赤なメガネの奥の この漆黒の瞳が、大好きだったなぁ。 氷牙さんと 一緒に住んでいた時を思い出し ドクン。 ドクドクン。 1年前を懐かしむように、 私の心臓は暴れ出したのに…… 『ずっと見つめ続けていたい』 そう思っていたのは、私だけで。 「なんか……ごめん……」 寂しそうに、顔を歪めながら 氷牙さんが、私から視線を逸らしたから 私はハッとして、 甘い夢から覚めてしまった。