彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「俺。
 お返しなんて、いりませんから」


「氷牙? 本当に?」


「人体実験の報告書なんて、
 悪趣味以外の、何物でもないですよね?」


「そんなこと言わずに」


「絶対に、受け取りませんから!」




俺は、立ち上がり

わざとらしく
蓮見さんに向かって、ため息をひとつ。




そして、帰る準備をしようと、
蓮見さんに背を向けた時


信じられない言葉が、
俺の耳を震え上がらせた。





「この1週間。魔法界に入り浸って、
 悪魔と人間が結ばれる方法を
 見つけてきてあげたのになぁ」





……

……

……えっ?





悪魔と人間が……

結ばれる方法……?