彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目





「何? 二人とも。ケンカ? 
 それとも、脱獄マジックの練習?」


「どちらかというと、後者です。
 ね、氷牙」


「どっちでもねぇよ」




「蓮見さん、俺たちのパレードを
 見に来ていたんですか?」


「ゾルックのマネージャーとして、
 最後の重大な任務が、残っていたからね」





蓮見さんの言葉の、意味がわからず

首をかしげる俺に対し


「そうでしたね」


首絞め状態から、解放された千柳は

貴公子笑顔で頷いている。






何だよ!


この『元マネと千柳』の

お互いの思惑が一致したような
不気味な笑みは。




なにかある!


俺のセンサーが、
赤ランプを回転させたんだけど……





「じゃあ、
 あとは蓮見さんにお任せします。
 俺は先に帰りますから」


「千柳、雪那ちゃんと仲良くね」


「蓮見さんも、マトイさんとお幸せに」