彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




イチゴに例えられるくらいなら

茹でダコに例えられた方が、マシだよ。



それにいつ私が、
イチゴが好きって言いました?



あんな、赤と緑のブツブツお化け。

この世から抹殺したいくらい
大嫌いなのに。





「イチゴなんて……」



私の弱々しい声は


「今から
 みくるの命にかかわることを言うから、
 真面目に聞いて」


氷牙さんのシリアスな声に、かき消された。



あまりに真剣な表情が、向けられているから

私も、背筋を正してしまう。






「俺に惚れろ。
 でも、ゾクゾクはするな」


「えっ?」



「ドキドキくらいならいいけど。
 キュンキュンは……
 まぁ、ギリセーフってとこだな」




えっと……

言っている意味が……




「でも俺に、ゾクゾクはするなよ」


「ゾクゾク?」


何ですか、それ?




「俺が死ぬ時に、みくるに抱きしめてもらう夢、
 叶わなくなるからさ」