彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「茹でダコより赤い顔して、
 可愛さ盛っちゃって」



茹でダコって……


「もっと、
 ラブリー系の例えにしてください!」


「じゃあ、
 みくるの大好きなイチゴより真っ赤。
 これでいいだろ?」




氷牙さんの声は

私をいじればいじるほど、
甘さを増していく。



最後の『これでいいだろう?』なんて

声って言うより、ほぼ吐息だったし。



私、ホスト風のイケボに弱いのかな?





私と氷牙さんを取り巻く空気は

付き合い始めのカップルっぽい
甘ずっぱさなのに。



『イチゴ』


この3文字が
氷牙さんの口から飛び出るだけで

私の心は、ギューギューに痛めつけれる。