オロオロと動揺したように、目を泳がせる私。
氷牙さんは、そんな私を見逃さない。
サラサラな前髪を、指で横に流しながら
ニヤリと、悪そうに微笑んだ。
「顔を近づけられたくらいで、テレてるの?」
「テレてません!」
「じゃあ、
どこまで顔を近づけられるか、やってみる?」
「やりません!」
私は体中の力を、両手に集め
私の頬にくっついたままの、
氷牙さんの手をはぎ取った…………のに。
ひゃっ! 待って、待って!
私、全力で拒否したじゃん!!
これ以上、私に近づかないでよ///
心臓が、もたなくなっちゃうから///
私の鼻を、彼のサラサラ髪がくすぐる。
だから、
氷牙さんの端正な顔、近すぎだから!!



