「アハハ~
なんか、おかしい。アハハハ~~」
「みくる、笑いすぎ!」
「だって……」
見た目は
『仕事ができる男』って感じなのに。
ガキっぽいところが、見え隠れして。
可愛くて。親しみがわいて。
萌え笑いが、止まらないんだもん。
氷牙さんは、笑いが止められない私に
人差し指を突きつけてきた。
「俺の発言の意味、わかってるの?」
ワイルドな低い声。
「世界中の女の中で、
俺はみくるを選んだってこと。
ちゃんと理解しろよ!」
強い意思が揺れる、優しい瞳。
甘さと男らしさが混ざり合った目で
見つめられてしまったから
視線が絡まったまま。
私は、目を逸らせない。
この、熱のこもった視線が苦手だ。
男らしくて。
ワイルドで。
でも、優しくて。
私の『女』の部分に溶け込むと
化学反応が起こり
心臓が暴れ出してしまうから。



