俺の目の前には
心臓をナイフで一突きされたように
狂い痛がる、大好きな女!
とりあえず、命を助けなくては!
救急に連絡!!
119番!!
激痛で顔を歪め
地面をのたうち回る、みくるに
「今、救急車を呼ぶからな!」と、声を掛け
スマホの画面を指で操作したのに。
脳がパニック状態な俺は
なぜか綺月に、電話をかけてしまった。
『もしもし、氷牙?
オマエのこと、待ちくたびれたんだけど』
「綺月?
……俺……みくるが……ヤバくて……」
『何焦ってるわけ?
日本語話せって、いつも言ってるだろ?』
「救急車!みくるが!心臓を押さえてて!」
「落ち着け」と、俺を諭す綺月に
電話越しで、
みくるの状況をなんとか伝える。



