彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目



俺の目の前には

心臓をナイフで一突きされたように
狂い痛がる、大好きな女!




とりあえず、命を助けなくては!


救急に連絡!!

119番!!




激痛で顔を歪め

地面をのたうち回る、みくるに


「今、救急車を呼ぶからな!」と、声を掛け

スマホの画面を指で操作したのに。



脳がパニック状態な俺は

なぜか綺月に、電話をかけてしまった。




『もしもし、氷牙?
 オマエのこと、待ちくたびれたんだけど』



「綺月?
 ……俺……みくるが……ヤバくて……」


『何焦ってるわけ?
 日本語話せって、いつも言ってるだろ?』


「救急車!みくるが!心臓を押さえてて!」




「落ち着け」と、俺を諭す綺月に

 電話越しで、
 みくるの状況をなんとか伝える。