彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「……っ、たぁ」



「みくる?」

どうした?



「なんか……
 苦しくなって…きちゃって……」


「どこが?」




「なんでもないですから」と、
笑顔を作ったみくるだけど。



ベンチに座ったまま、
胸のあたりを抑えだし。


「心臓が…痛い……」



苦しそうに、顔を歪めはじめたから

俺も、慌てずにはいられない。





「心臓が痛むのか?」




俺は心配が積もり

みくるの肩を
掴まずにはいられなかったのに


「…うっ…っ……ううっ」



声にならない悲鳴を上げながら、
みくるが俺の手を払いのけ


「心臓が……握りつぶされそう……」



ベンチから転げ落ちるように
地面に倒れ込んだから



自分の目に映る出来事が現実なのか

目を疑わずにはいられない。