「これで、みくるは満足なわけ?」
俺の側にいたいって未練は、
少しもないわけ?
「……はい」
『はい』って、なんだよ!
ちょっとは戸惑うとかしろよ!
どんだけ俺のことを、
嫌ってるんだよ!!
マジでムカつくし。
マジで凹むんだけど!!
「……氷牙さんの家の荷物は
今日中に……何とかしますから」
「俺、今日は帰らないから。
荷物全部出したら、
合鍵はポストに入れておけよ!」
イライラが止まんない。
ぶつける声が、怒りになってしまう。
「氷牙さんに
肩代わりしてもらった借金は、
高校を卒業して働きだしたら、
少しずつ返します」
「それはいい」
「でも……」
「手切れ金だって言ってんの。
今後、俺に関わらないでくれたら、
それでいいから!」
「……それでも
……必ず返しますから」
だからさ。
俺より総長を選ぶなら
もう俺に
関わらないでくれ!って言ってんの。
一生会わないくらいの
縁切りをしてもらわないと
俺の未練も、断ち切れないんだよ!!
それくらい、わかれよ!!



