「せっちゃん!
 この蜜甘アイドルの口を糸で縫い付けて、
 今すぐ黙らせて!」



天音の叫び声を聞いて

今度は、
千柳の彼女が、キッチンから出てきた。



千柳の頭を撫でに行くかと思いきや
俺の前に立ち

綺月と天音の彼女も
続くように俺のところに来たから

この状況に困惑してしまう。





「氷牙さんは、
 ここにいちゃダメですよね?」


……は?



「二人分の料理、
 箱に詰めておきましたから」



「今すぐ帰って
 みくるちゃんと二人で、
 仲良くパーティーをしてくださいね」