彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「授業中も、家に帰ってからも
 僕の言葉を、
 何度も頭の中でリピートしてくださいね」



総長は、
椅子に座る私の前に立つと



「少数派で、恋愛未熟の姫には
 そこまでしていただかないと
 記憶から抹消されそうなので」



私を逃がさないように
パイプ椅子の背に、片手を着き



「姫の可愛い耳を、お借りしますね」



反対の手で、
私の波打つ横髪を指ですくい

耳に掛けたかと思うと



「僕にとっての0.1%は、
 姫のことですよ」



じりじりと
私の耳に顔を近づけてきて。




「あなたのことが、大好きなんです。
 僕だけのものになってください」




ほぼ吐息の艶めき声を
私の耳に吹きつけてきたから




「そっ、そんな冗談、やめてよ!」



驚きが、強過ぎて
イスから立ち上がるのに失敗した私は

床に尻もちをついてしまった。