彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




「今夜ですが、みくるさんは僕と、
 映画を見に行くことに
 なっているんです」


そんな約束、してないじゃん!




「僕が責任をもって
 みくるさんを送り届けますので。
 いとこのお兄様は、ご心配なさらずに」


ちょ……ちょっと!




総長は「では、ごきげんよう」と
スマホに向かって、上品に微笑むと

一方的に通話を切り、
スマホの電源まで切ってしまった。






「ちょっと、総長!
 私のスマホを返して!」



とりあえず、今すぐ氷牙さんに
電話をかけ直さなきゃ!



でも、掛け直したところで
何を話せばいいか、わからないけれど……