彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




スマホからこぼれる声を
聞き取りたくても、
全然聞こえてこない。



動揺する私を無視し

総長はスマホに、きつめの声を放った。




「今の時間、みくるさんの独占権は、
 僕が持っているんです。
 二人だけの甘い時間を、
 邪魔をしないでいただけますか?」


「ちょ…、ちょっと! 総長!」



何、言っちゃってるの?

氷牙さんに、誤解されちゃうじゃん!




スマホを奪い取ろうと伸ばした、
私の手。



総長は、蝶のように華麗に交わし


「姫は、黙っていてくださいね」


私の口に、人差し指を当てると

総長はまた、スマホを耳に当てた。