彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目




困った。非常に困った。



夜遊びをする予定もない。

氷牙さんの家にも帰れない。


実家になんて帰ったら、
ダメ父に追い返されるだけ。



お暇な子猫ちゃんの家に、
10時まで、居座らせてもらおうかな?





返事に困り果て、
高い天井を見上げていた時


突然、
私の耳に当てていたスマホが奪われた。


犯人はもちろん、この人しかいない。




総長は、
金髪のさらさら髪を耳にかけ


「あなたは、みくるさんのいとこの
 お兄様ですよね?」


私のスマホに
不気味なほど低い声を、ぶつけだしたから

私は、オロオロせずにはいられない。




うわっ!

総長の声、イヤミ全開だよ!


氷牙さん、
なんて返事をしたんだろう?