彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目





昼休みの後半

総長は私以外の人を、
この武道場に寄せ付けない。



それは私が

『慕ってくれる子猫ちゃん達を守れるように、
 もっと強くなりたい』と

総長の前で、
悔し涙を流したことがあったからで。




『僕が姫に、武道を教えますよ』


その時の、総長の優しい笑顔に甘えて

昼休みの後半は、
強くなるための特訓をしてもらっている。





「昼休みの時間を割いて
 私に稽古をつけてくれるのとか……
 ありがとうって……思ってるからね……」



今まで言えなかったけれど
これは、私の本心。





総長に感謝を伝えるなんて、
滅多になくて……


恥ずかしさで、言葉の語尾が弱る。


顔の熱だって、
ぐんぐん上がってしまう。