「俺がみくるを初めて見たのは…… 電車の中……」 「……えっ?」 いつの話しだろう? 「第一印象は、『この女、私服ダッサ』って 感じだったんだけどさ……」 …、なっ! いきなり、ディスられたし! どうせ私は、貧乏で 着古した洋服しか、持っていませんよ。 ムッとした私に気づいたのか 「怒んなって」と、笑い出した氷牙さん。 やんちゃな笑いが おさまったと思ったら 今度は すっごく優しい表情で、見つめられたから ドクンドクンと、私の心臓が暴れ出す。