深夜1時過ぎ。 イチゴだらけの部屋。 今すぐ目をつぶって、 夢の中に逃げ込みたいくらいなのに。 ――トントン。 戻ってきた氷牙さんは、 なぜか律儀に、部屋のドアをノックして。 「みくる…… 入るからな……」 ドア越しに 予想外の弱々しい声を発したから 入らないで!なんて、強く言えなくて。 「……はぃ」 私は震える声を、 なんとか喉から吐き出した。 うわっ。 氷牙さんが、部屋に入ってくるよ。 また、襲われそうになったらどうしよう……